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2015年10月31日

10月に入り、暖かい日と急に冷え込む日があり、

一日の中でも日内変動が激しく、風邪を引いたり体調を悪くされる方が、

増えてきたように感じます。

外出時の服の選択にも迷います。

季節の変わり目は体調に特に注意しましょう。


さて、10月の診療報告ですが、

今月もむし歯で歯を削る事は、ほとんどありませんでした。

もちろん、歯の神経をとる歯は一本もないので、麻酔をかけて神経をとる

抜髄はありませんでした。

歯周病や根の病気や虫歯で歯を抜く人は、一人もいませんでした。

子供達も予防や矯正や定期検診でくるだけで、歯を削る事はありませんでした。

最近は、歯科では治療よりも予防を重視する患者さんが増えています。

むし歯や根の病気、歯周病の治療は減りましたが、お口の健康が

全身の健康や病気に密接に関係しているという事が

世の中に徐々に浸透して、その観点から当院を訪れる患者さんが

増えています。

また、口呼吸や腸内環境に関心を持つ人が増えていて、

矯正治療や咬合治療のニーズも高まっています。

身体の不調や病気が、歯科治療で治る事があることを日々の診療の中で

実感している毎日です。

2015年9月30日

9月もあっという間に過ぎました。

今月もむし歯で新たに歯を削る事はほとんどありませんでした。

子供のむし歯は、一人だけ治療しました。

ただ、矯正治療の患者さんだったので治療費は矯正費用に含まれるために

無料ですので、保険の請求はしていません。

歯を削るのは、最小限にしているので、麻酔の注射は今月は一回も

使っていません。

私が全身的に診ているガンの患者さんの再発や転移はありませんでした。

保健所の1歳半児健診で、むし歯の子供はいませんでした。

むし歯の患者さんは、ほとんど撲滅状態ですが、

過去に他院で治療した歯の再治療や他院から当院に転院されてくる

患者さんの治療のやり直しは増えています。

新規の患者さんは、歯の治療だけが目的の人はほとんどいなくなりました。

矯正の患者さんも含めて、歯科の問題が患者さんの心身に影響している事に

気付き始めている患者さんが少しづつ増えています。

地元で、むし歯をなくした現在、口から健康に、口から病気の治療を

望む患者さんが確実に増えています。

現在の身体も心の病気の大半が口の退化から来ている事を

実感している人はまだまだいないと思います。

また、最近話題の腸内最近や腸内フローラが、口腔内細菌と連携している事を

知っている人はほとんどいないと思います。

歯科医が、腸内細菌や食事や整体について考えている事に不思議に

思う方もいるとは思いますが、医学は知らない内に進歩しています。

公に話せない事も多いので、ここでは書けない事も多いのですが、

私の患者さんには、できるだけお話ししています。

10月もよろしくお願いします。

2015年9月24日

今日は、地元の保健所に1歳6か月児の歯科健診に行ってきました。


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私も含めて、歯科医師二人で63名の幼児を診てきました。

結果は、むし歯の子供はまったくいませんでした。

別の日に行われる3歳児健診でも虫歯はほとんどないので、

おそらく私の地元は予防歯科が日本トップクラスで進んで、むし歯自体がほぼ、

撲滅状態になっているようです。

医師としては、自分が担当する科の病気をほぼ、撲滅できたことは

誇りに思います。

今や予防医学の進歩は、めざましいものがあり、むし歯もガンも個人単位の

予防方法はすでにほぼ確立されているので、病気になるのもならないのも

個人次第という事になっています。

健康に大きくかかわっているのが、お口とそこに入ってくる飲み物や

食べ物だという事を多くの人が、感じるようになってきました。

その反面、同じ口が関係している呼吸の問題には、まだ気が付いて

いる人は、少ないのが現状です。

この日も半数以上の子供たちが、鼻がつまっていて、口呼吸に

なっていました。人間は、哺乳類なので、鼻で呼吸する事が

正常な状態です。ところが、口を取り巻く環境が悪いと鼻も悪くなり

鼻づまりがおきて、口呼吸になります。そうなると酸素の取り込みの

質や量が悪くなるので、身体や心に不調をきたすのです。

私は、30年近く子供たちを診続けているので、むし歯は本当に減ったと

実感していますが、硬いものを噛まなくなってお口の退化が進んで

その事が鼻づまりや鼻のトラブルを招いて口呼吸の人が増えて

いる事を危惧しています。

世の中では、ガンの患者さんがすごく増えています。

その反面、むし歯は減り続けています。

先進的な歯科医は、病気の原因がなんであるかを探り、

その予防法を研究しています。

それも少し前までは、むし歯や歯周病などの歯科だけの病気が

対象でしたが、今では歯科と全身疾患や心身の不調に対する研究を

しています。

病気をなくしたり減らす医療もあります。病気になったらそれに対処する医療も

あります。

現代では、どちらの医療も選択する事が出来ます。

私は、直接的には30年、間接的には(歯科医の2代目として)50年近く

患者さんを診ています。

つまり、一人の人が30年から50年後に、お口の中はもちろん

どういった病気になるか、どういった人生を送るのかを見続けて

います。

そんな目で、1歳半の子供たちを診ていると、むし歯は確かになくなりましたが、

次にくる問題点がみえてきます。

ただ、今はまだ、むし歯がなくて良かったと思うだけにしています。


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2015年9月16日

当院では、お口の中を通して全身の慢性疾患や

心身の不快な症状の改善に取り組んでいます。

どうして、歯科の治療や予防処置で全身の不調や心の不調が治るのか?

関連性が考えられない?信じられない?患者さんが多くいます。

確かに、従来の歯科医院では歯が痛くなったり、歯茎が腫れたり

差し歯がとれたりした時だけ行く所というイメージがあると思いますが、

当院では、ガンの患者さんが再発や転移の防止のために通院されて

いたり、糖尿病の患者さんが糖尿病薬を飲まなくてもいいように通院されています。

矯正治療で、かみ合わせを治したら、何十年来の腰痛がまったくなくたったり、

根管治療や歯周病の治療をして口の中の炎症をなくしたら

アトピーやリウマチ・潰瘍性大腸炎やじんましんの症状が改善したり

まったくでなくなった人はたくさんいます。

私自身も最初は、偶然だと思う事が多かったのですが、現在では

これらの病気と歯科疾患の関連性が世界的に報告されるように

なったので、私は不思議に思わないのですが、患者さんは

何年も何十年も病院に通院しても治らないので、それが歯科治療で

治ってしまう事が理解できないようです。

身体も心も健康の入口は、口であるという事が世の中の多くの人に

わかってもらえる日が来てくれることをひそかに願っています。

2015年8月 3日

当院が開業して、約60年が経過しました。

街の開業医として、一貫して予防歯科の専門医としての道を

歩んできました。

その結果、当院の地元では子供のむし歯はほぼ消滅しました。

むし歯予防と共に取り組んできたことは、ガンや痴呆症の予防です。

何で歯科医院で全身のガンや痴呆症の予防をしているのかと

思う人がいるかもしれませんが、最近の研究では

歯科の2大疾患であるむし歯や歯周病は、生活習慣病です。

ガンは昔は成人病と言われていましたが、ガンの低年齢化が

進んで子供にもガンになるケースが増えたために

今では生活習慣病と言われています。

口の中の病気と全身や脳の病気は、関係ないように思われるかも

しれませんが最近の研究では、これらの関連性が直接または間接的に

相互に関連性を持ちながら病気が発症したり、進行・重症化している事が

わかっています。

ガンの患者さんも痴呆症の患者さんも皆、歯や歯並びや咬み合わせが

悪いなどのお口の中のトラブルをかかえています。

ただ、多くの患者さんやご家族などのまわりの人もお口のトラブルが

他の病気の原因になっているとは、気付かない人が多いのが

困ったところです。

とはいえ、むし歯がなくなった今、ガンや痴呆症の撲滅も

遠い未来ではないと思われます。

2015年7月27日

最近、歯科の病気(虫歯や歯周病や咬み合わせ異常など)と

全身の病気や不調とのの関係が明らかになってきて、

歯の治療に関心を持つ人が徐々に増えています。

とはいえ、現実には歯科医院に訪れる患者さんの多くは、痛みや症状が

出てから来院するという方が多いのが実情です。

歯科医院では、その患者さんの歯を治療するオーラルキュアが

主流です。

以前は、それは歯科医師と患者さんのごく当たり前の関係でした。

それが、今では冒頭に書いたように、歯科の病気と全身の病気が

密接にかかわっている事が次々と明るみに出てきて、

単にむし歯を治療(キュア)しているだけでは、病気の人が

増える一方で、逆に歯の治療(キュア)と同時かまたは先行して

オーラルケア(予防・メインテナンス)を行うと全身の不調や病気の

予防や治療の助けになる事がわかってきました。

当院は、当地で60年近く歯科の診療をしています。

40年から50年以上通院されている患者さんも多くいます。

その方たちを診ていると、こちらの指示通りに通院されて

オーラルケアに自ら積極的に取り組まれている方は、

70代80代になっても皆、病気一つせずにお元気で

ガンや痴呆症などとも全く無縁な生活を送られています。

一方、悪くならないと来院されない方や通院はされていても

心の中で歯科に対して消極的な人や歯が元々悪い人は

何らかの全身の病気や不調を機に通院をしなくなります。

私は、「先生、私は〇〇の病気になったので、しばらくそちらの病気の

治療に専念したいと思うので、そちらに通院できません」

という言葉を何度患者さんから聞いたでしょうか?

「〇〇さん、その病気と口の中は関係があるのですよ。

口の中を治さなければ病気も悪化しますよ」と何度心の中で

つぶやいたかわかりません。

オーラルキュア(治療)も大事ですが、オーラルケアがもっとも

大事です。

歯科の病気が、歯だけの問題だという認識を改めて、欧米並みに

歯や歯並び・かみ合わせが健康のために大事だという事に

多くの人に気が付いてほしいと願っています。

歯科医院で、頭痛や首のこり、肩こり、腰痛、便秘が改善したり、

ガンや様々な慢性疾患の患者さんの治療のサポートをする時代です。

オーラルケアを見直してみませんか?

2015年7月24日

最近、歯科医師会でも歯科の世界規模の集まりでも

むし歯や歯周病の予防という話しは、年々少なくなっています。

歯科医師のトップの方では、むし歯や歯周病の予防や治療は手段であって、

歯科医療の目的は、人が最後まで自分の口から食べられる

人生を支える事であり、医療や介護の必要のない自立した生活を

生涯送れるように導く事が真の目的であると考えています。

実際、日本でも当院ある地区のように、患者さんと歯科医師の努力で、

事実上むし歯の治療はほぼ皆無に近い状態になり、

歯周病も重症化する事やそのために歯を抜く人がほぼいない状態では、

むし歯や歯周病の予防は、歯の病気の予防と云うよりは、

歯科の病気に関連した身近な病気では、風邪や鼻炎からガンや糖尿病

アレルギー疾患、心臓病、脳梗塞、肝臓病、心臓病・痴呆症などの全身疾患の

予防に発展しています。

むし歯や歯周病や歯並び・かみ合わせの問題が、歯科だけの

問題ではない事は、今では多くの人が知っています。

大きな総合病院にくる患者さんの、ほとんどは歯や歯並びが悪いと

医療スタッフの多くは思っています。

全身の病気の原因は、口の中をみればわかるという時代が

もうそこまで来ています。

その事にほとんどの人が気が付いていません。

誰れかが気が付かなければ、ガンもその他の病気も、増える一方です。

2015年7月17日

当院では、新規のむし歯の患者さんはほとんどいません。

歯周病が悪くなる患者さんもあまりいません。

それは、60年近く予防歯科を行ってきた結果です。

歯科の病気は、見事に減らすことができましたが、世の中には

ガンや認知症やその他の慢性疾患が増えています。

そこで、当院では現在、ガンで治療中の患者さんの口腔ケアと

歯科疾患の予防のための保健指導を行っています。

今まで、主にガンの患者さんと主治医の医師とのサポート的な立場で

ガンの患者さんのQOL(生活の質)の向上や口内炎の予防や治療

免疫力低下による2次疾患(感染症)の予防という観点で行ってきましたが、

近年、ガンと糖尿病や肥満の関係や遺伝子の変異と老化のプロセスなどが

解明される中で、ガンの予防とむし歯や歯周病の全身的な予防とが、

かなりの割合でリンクしている事がわかってきました。

ガンの予防もむし歯や歯周病の予防も糖尿病や肥満の予防も

まったく別のものではありません。

全て生活習慣病なので、多くの部分で共通しています。

そういえば、昨年まで当院の患者さんが次々とガンになって

いたのですが、今年に入って誰もいなくなりました。

ガンの患者さんの再発や転移もまったくありません。

むし歯や歯周病のようにガンもなくなってほしいものです

2015年7月16日

私の歯科医院がある街では、事実上むし歯の子供は

ほとんどいなくなりました。

川崎市全体でも3歳児までのむし歯の有病者率は政令指定都市の中で

日本一少ない都市になっています。


3歳時 虫歯.jpg


かつては、大人も子供も虫歯のない人がいない時期がありました。

むし歯や歯周病で40代でも歯を失う人が、たくさんいました。

60代で総入れ歯の人もめずらしい事ではありませんでした。

今では、親知らず以外で歯を抜く人は、数か月に1人いるかどうか、

歯周病で歯を抜く人もまったくいません。

これが、予防歯科の実力です。

それでは、歯科医はいらないではないかという声が聞こえてきそうです。

本当にその通りですが、実はもっと大きな問題が歯科にはたくさんあります。

・口呼吸

・睡眠時無呼吸症候群

・狭い顎

・動かない顎

・かみ合わせのズレから身体全体のゆがみ

・歯周病から全身疾患や身体の不調

・口腔内細菌と腸内細菌の連動性(口腔内環境と腸内環境)

・唾液のちからの低下

・舌の弱体化で味覚の変化

・病巣感染(病巣疾患)

・歯科用金属のアレルギーと微弱電流の全身への影響

まだまだ、たくさんありますが、現代医学では原因不明や

治療方法のない病気や身体や心の不調が実は口の中や

そのまわりにあったという報告は、世界中で次々と報告されて

います。

歯科医師が、むし歯や歯周病をこれだけ減らせたのですから

医学の進歩が著しい世の中で、ガンやその他の慢性病が

減らない理由はありません。

あなたの病気や身体の不調は、口と足と便をみればわかります!?

そんな時代がもうすぐそこまできています。


2015年7月 8日

病巣感染」と云う概念が少しずつ医師・歯科医師の間で広まっています。

一般の人にはなじみが薄いかもしれませんが、

簡単にいうと、身体や心の病気や症状の原因が、その部位(場所)に

あるのではなく、全然関係のない身体の遠い部位(場所)の

慢性的な炎症(感染)にあるという概念です。

歯科でいうと、歯周病や根の病気を治すことによって糖尿病・動脈硬化

リウマチ・アトピー・皮膚病・潰瘍性大腸炎などが治ったり、

改善したりする現象をいいます。

患者さんは、驚いてほとんどの人がなかなか信じてもらえませんが、

その人の病気の根本原因がお口の中にあれば、原因が

なくなれば良くなるという考えです。

その病巣感染という考えが、最近の免疫学の進歩によって、

単に細菌が関与している炎症(感染)だけでなく、免疫細胞や炎症物質が

関与したケースも含めて考えなければならなくなり、

病巣感染→病巣疾患 になりました。

そんな病巣疾患を考える医師・歯科医師の研究会である

日本病巣疾患研究会も早いもので今年で第3回目を迎えました。

会長の内科医 堀田修先生のコメントの一部をを載せさせていただきます。


『患者の全体を俯瞰しながら部分を診る(「木を見て森も見る」)医療』の

スローガンを掲げ、2013年9月に日本病巣研究会設立総会が行われ、

今年は第3回目となります。
 
眼前の患者さんに小手先の対症治療を行なうのみでなく、根本治療を行うためには

患者さん毎に病気の根本原因を探ることが不可欠です。
 
食物と空気の入り口である口腔と咽頭はその特性から、全身に様々な影響を

及ぼすことは自明です。

それゆえ、「口腔と全身」「咽頭と全身」という視点が根本治療を

目指す医療には欠かせません。

そこで歯科と医科の連携、耳鼻咽喉科と耳鼻咽喉科以外の診療科の連携が

必要となります。

本会は専門領域の垣根を越えて互いに見識を高めあうことを目指しています。

                             第3回日本病巣疾患研究会より抜粋


私はこの研究会が、現代医療では解決が難しい多くの慢性疾患や

心と身体の不調に悩んでいる患者さんのお役に立てることを願っています。

また、できるだけ多くの医師・歯科医師の先生方のご参加をお願いしたいと

思います 

歯周病と全身疾患
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長野歯科医院 副院長 長野俊彦

長野歯科医院
副院長 長野俊彦
http://www.nagano-shika.jp/

【所属団体】
・日本抗加齢医学会 専門医
・日本健康医療学会(理事)
・日本顎咬合学会認定医
・国際インプラント学会(AIAI)認定医
・ドイツインプラント学会(DGZI)認定医
・国際抗老化再生医療学会       生活習慣病遺伝子診療認定医
・日本口腔インプラント学会
・日本矯正歯科学会
・日本病巣疾患研究会
・日本自律神経免疫治療研究会
・日本成人矯正歯科学会
・日本口腔内科学研究会        口腔漢方相談医
・日本歯科医師会
・神奈川県歯科医師会
・川崎市歯科医師会
・中原区歯科医師会
・日本学校歯科医会

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