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2013年1月23日

予防歯科55年で見えてきたもの

予防・メインテナンス歯科外来

予防歯科55年で見えてきたもの
・歯はむやみに削らないほうが長持ちするという事
・歯の神経をとることが、最終的に歯を失う最大の原因になっている事
・根の病気になって抜くしかないといわれた歯でもかなりの歯が高度な根管治療(歯内療法)で抜かずに済む事
・歯を残すのに最も重要で高度な技術が要求されるのに、あまりにも歯科医師・患者さん双方から軽視されているのが根管治療(歯内療法)だという事
・世界的にみて歯科医療に関しては予防医療がほぼ完全に確立している(虫歯も歯周病も口腔ガンも)が、保険診療主体の日本ではほとんど知られていない事
・歯科の病気の予防や治療が全身の不調や病気の原因になっている事
・その事を知っている人(歯科医師も患者さん)も少ない事
・歯科の病気をお口の中という部分的にとらえるのではなくて、全身的な問題としてとらえていかないと虫歯や歯周病は増える一方だという事

・現在、二つの医療
疾病医療≒保険内  例:削る治療
予防医療―保険外  例:ほとんど削らない治療を患者さんは選べるという事

予防・メインテナンス外来

今までの歯科治療(保険診療)は、虫歯になったら歯を削って痛い思いをしたり、麻酔の注射をしたり神経をとって、その後に詰め物をしたり、かぶせものをして、何回も通院しなければならず、そこで完全に治したはずなのに、数か月から数年後に治したはずの歯の中から虫歯が再発して、また再度治療に通う事になります。

そのうち神経をとったのに、歯が痛い、歯茎が腫れたのを繰り返して、ひどくなれば歯を抜くことになります。

そしてインプラントをすすめられ・・・・
結果的に何年も何十年も前をさかのぼれば、あの時歯を削っていなければ、歯の神経をとっていなければという患者さんがたくさんおられます。

現在、医療には2つの大きな流れがあります。
1つは通常の保険診療に代表される疾病医療です。
簡単にいうと、病気が見つかった時点で治療をする医療です。保険診療の治療の主体は歯科医師です。歯科医師が歯を抜いたり、削ったり、詰め物をしたり、手術をしたり、薬を出したりして病気をその時に治します。

説明は受けますが歯科医師まかせの医療です。
全国どこでも医師の技量に関係なく(建前上は)一律の低料金(世界的に見て)で治療を受けられます。
よほどのミスがない限り、医療の質は問われません。また根本(本質)治療ではないので、再発はありえることが前提です。(基本的に保証はありません)

もう一つの医療が、予防医療やメインテナンス医療のような病気になる前や病気を治した(保険外で)後、または病気のごく初期の段階で介入する医療です。これらの医療の主体は患者さん自身です。歯科医師は、虫歯や歯周病のない健康な状態にお口の中を保つのをサポートします。

保険外(自費)診療になりますが、一生の医療費や通院回数を考えるとはるかに安くなります。
歯科医師まかせの医療ではないので、患者さん本人の健康や医療に対する自覚が必要になりますが、保険診療が必ずしも病気の進行を止められないのに対して、予防(メインテナンス)医療が開始された時点から病気の進行が止まるだけでなく、場合によっては病気の箇所が再生する可能性もあります。

予防が主体なので、歯を削ったり神経をとったり、歯を抜いたり、手術をするようなことはよほどの事がない限りありません。

患者さんひとりひとりの完全オーダーメードな医療なので、最初に検査を受けていただいて、その内容に応じて患者さんのニーズにあった医療を提供します。医療に対する保証も含めて料金設定をしますので、ご自身のできる範囲のご提案をします。目安としては、標準的な患者さんで最高でもフルタイムのアスレチックジムの会員料金くらいです。

このプログラムによってむし歯や歯周病の心配がなくなり、お口の中がいつも清潔でさわやかな毎日がおくる事ができ、なにかあればすぐに相談のできる自分の事をいつも見守ってくれるかかりつけの歯科医師が持てれば決して損はないと思います。


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